ー前回記事ー
・【パワポケ4】シリーズすべてプレイしてきた筆者がパワプロクンポケット4はどんなゲームだったかを語る【解説】
今回は『パワプロクンポケット5』のまとめ記事になります。
実質『パワプロクンポケット2』の表サクセスの舞台であった『モグラーズ編』の続編となる今作。
どんな作品だったかを当時の思い出を含めて語っていこうかと思います。
それではいってみましょう。
表サクセスの「プロ野球編」はどんな作品だったか?
今作の表サクセスである『プロ野球編』は『パワポケ2』の『モグラーズ編』の続編で、当時のキャラが再登場しています。
時系列でいうと『パワポケ3』の3年目の最後、プロペラ団壊滅直後で、『パワポケ2』終了時点の3年後から始まります。
当時のチームメイトの凡田、水木、古沢、倉刈が引き続き登場し、凡田や水木は選手としてはラストの登場となっています。
また、たかゆきや立花、黒野博士と『3』と『4』の直後の話ということもあってその作品のキャラも出てきたりしています。
荒井三兄弟も球団職員として登場しており『1』~『5』のオールスターのような作品でしたね。
みんな大好き鬼鮫コーチ
一部のファンから絶大な人気を誇る鬼鮫コーチが初登場したのがこの作品。
役割としては『打撃コーチ』なのですが、『筋力コーチ』という呼び名に無類のこだわりをみせていましたね。
しかし『筋力コーチ』とは名だけはなく、毎年アメリカで最新のトレーニングを学び、その知識で選手を指導しており、今まで数々の名選手を球界に送りこんだ超有能コーチという。
作中もイベントを進めたら練習での筋力ポイントがかなり上がったり、『パワーヒッター』を確実に取得させてくれるなど、ぶっ壊れコーチとして育成理論に取り込まれるほどの人気でした。
ちなみに開発もそんな彼の人気を知っていたのかモグラーズ編のさらに続編となる『8』と『11』でも登場し獲物をとらえていましたね。
今作をプレイすれば彼がなぜ人気なのか、だいたいわかるかと思いますので未プレイの方はぜひプレイして彼を追いかけてみましょう。
サクセスの難易度
サクセスの難易度はどうだったかというと、シリーズの中でもかなり低いほうだったかと思います。
というのも1~3年目のクリア条件が一貫して監督評価を一定以上クリアしていればいいだけだったからですね。
『ノック』など、練習すれば監督評価が上がるものを選んでいれば試合で活躍できなくてもゲームオーバーになることがなかったりします。
ちなみに監督は有名な迷言も残しています。
クセのある彼女候補たち
パワポケのメインとなる彼女候補たちですが、今作はクセのある彼女候補が揃っていたりします。
まあまあ重めの展開にもなるバッドエンドがあったりと1人の彼女候補に複数のアルバムが用意され、やりこみ度が増えた作品となりました。
そのためキャラがしっかりしていて楽しめるとも言えます。
なんなら今作の紀香枠と言える「ミユ」が1番地味と言えるくらいにはそれぞれの彼女候補のストーリーの内容は濃かったように思います。
あと『パワポケ2』ではまだ子供だった倉刈の娘のひでこが彼女候補に。
一部の方にぶっ刺さる展開ではないでしょうか。
そんな彼女候補の中で個人的にはタマちゃんのお話が好きですね。
ラストが本当に好き。
ちなみに正史ではパワポケ5の主人公は星野めぐみと結婚するようです。
今作の難関彼女候補ですが、前作のみゆき先生と違い、強制的にイベントを終了させられることはない分、少しはコンプが楽になりました。
と言っても途中に期間限定で20%の確率を引かないといけないイベントがあったりしますがね……
レトロフリークのセーブ&ロード使うと確実に見ることができるので今からプレイするならそちらを使うのがいいでしょうね。
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野球システム
野球システムでは球場が前作よりさらに広くなり、ミートカーソルの形が変わったのが大きな特徴でしょうか。
全作まではスーパーファミコン時代のパワプロの四角いミートカーソルでしたが、今作から現在のパワプロのような丸形のミートカーソルに変更されました。
これによりミート打ちでもボールが当てやすくなり、初心者にも優しい野球システムになりましたね。
また前作かなり強かったスローボール作戦ですが、今作は投球前にのんびりコースを選ぶことができなくなり、実質使えないものにもなりました。
まあ当然といえば当然ですね(笑)
裏サクセスの「忍者戦国編」はどんな作品だったか?
前作同様、今作も裏サクセスがあり、『忍者戦国編』となっています。
三国志風のRPGで、前作のRPG編のような戦闘をしながら、領地を奪ってお金を稼ぎ、野球人形を育てていくというもの。
月光は歴代のパワポケでも屈指の育成力があり、強力な選手が作れたりしましたね。
ただこのサクセスは個人的に他に書けることが少なく、正直強い選手を作るためにプレイしてた印象しかなかったり(笑)
キャラが表サクセス同様、今までの作品のオールスターとなっておりその辺は楽しめるのかな。
天本は前作のイルとしてこっちに出ちゃってますが(笑)
開発がこっち側のキャラを気に入ってるのがわかりますね。
その他ご紹介したいもの
ROMに初期盤と後期盤がある
『パワポケ3』にもありましたが、ソフトに初期盤と後期盤が今作にはあります。
レトロフリークにも読み込ませるとそれぞれ別でインストールされます。
初期盤と後期盤の見分けかたはソフトのシール部分にある刻印にアルファベットがあるかないかですね。
初期盤と後期盤で何が変わるか
ソフトが起動できなくなる可能性がある
初期盤の致命的な部分として、ソフトが起動できなくなる可能性があるということ。
僕は当時経験なかったですが、セーブをしたときに乱数などの関係でバグが発生し、ゲームが起動できなくなるようです。
これは対策もなく、完全に運次第とのこと。
この件は今も影響していることで、中古で買ったら起動できなかったなんて報告がSNSでたまにあります。
一応データが消滅しますが、ソフトの電池を新しいものに変えると起動するようです。
中古で買って起動できなかった方はやってみるといいかも。
その他の初期盤の不具合
その他の初期版の不具合として試合の攻撃時、牽制されるとファーストがとったまま動かなくなるというもの。
このときセカンドやサードにランナーがいた場合はそのまま走らせても何もしてこないのでホームインが確定するという(笑)
特定の場面のもので、そこまで頻繁に見かけるものではないのはよかったことなのかな。
あとは表サクセスのうろつきで『ヘルスセンター』と『大神の部屋』の回数がリンクしているというバグも。
『大神の部屋』の部屋は一定数行くと大神の父親が寮に来るイベントが発生し、これは2年目に試合で最高の結果を残せなくなるということでわりとやっかいなバグでした。
『俺のペナント』初登場
『パワポケR』でもアプデでプレイできるようになった『俺のペナント』モード。
これが導入されたのは今作だったりします。
今作のみですが、3年間プレイできたためこれをプレイすればほぼ最強の選手が仕上がるという。
まあでもだいたい1年もやれば飽きるんですけどね(笑)
記憶が正しければこれをベースに本家ナンバリングの『パワプロ10』にも『マイライフ』として導入されていたような。
この作品に収録されてるプロ野球の年(2002年終了時)
最後にこの年のプロ野球の話で。
この年三冠王を狙う松井秀喜のNPBラストイヤーで、それを阻止したのがこの年に覚醒した福留。
カブレラが前年のローズに続き55本を達成、松井稼頭央がトリプルスリーを達成し、巨人と西武がそれぞれのリーグで圧倒的な強さで優勝しましたね。
あと一部で有名な最優秀防御率の2.50で4勝しかできなかった金田。
2.52の2位の具も同じオリックスで5勝と、戦う顔をしていないレベルの貧打で苦しんでいました。
それが翌年は投手陣が崩壊するチームになるとはね。
以上となります。
ではまた『パワポケ6』で。
ー次回記事ー
・【パワポケ6】シリーズすべてプレイしてきた筆者がパワプロクンポケット6はどんなゲームだったかを語る【解説】
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