パワポケRが安い理由は何なのか?シリーズファンの筆者が考える理由と続編の可能性

今回は「『パワポケR』はなぜ安いのか?」というテーマで記事をあげてみました。

2021年に発売された『パワポケ1・2』のリメイク作品ですが、現在中古ショップやフリマではワンコインで買えるような価格で取引されています。

なぜこのような状況になっているのか?

考えてみましたので見ていきましょう。

目次

パワポケRが安い理由

基本的にゲームが安くなる理由は大きく分けて以下の2つとなっています。

・ゲームそのものがつまらない

・出荷本数を見誤った

一般的に現行ゲーム機の作品はこの2つのうちどちらかにあてはまると価格が安くなっていきます。

さらにどちらかの理由で強烈な強さを発揮すると中古価格が1000円を切ることが多く、場合によってはワンコインで買えてしまうものが出てくることもあります。

そして今回の『パワポケR』に関しては「出荷本数を見誤った」という理由からこの安さに繋がっていると考えられます。

理由を見ていきましょう。

出荷本数を見誤ったことで安くなる理由

『パワポケR』の出荷本数は10万本というデータが出ており、そのうち初動で3万本しか売れなかったと言われています。

そして発売してもう3年半くらい経っていますが、Amazonでいまだに新品が残っています。

新品で1000円を切る価格設定にしており、Amazon側も在庫をさばく状態にしていますがいまだに残っている状態が続いています。

2023年くらいに累計で8万本までは売れたというデータはあるようですが、初動で売れる数の予想が大きくハズれたということが値崩れの大きな原因なのは間違いないようです。

中古にも影響

パワポケRは新品で8万本売れていることから「中古も多く出回る」ということになります。

中古は多く出回ると在庫が溢れてしまうため、中古ショップは価格を下げて売れやすくしていきます。

そういった流れに連動してフリマでも価格を下げて売りたい人が増えるため連鎖的に価格が落ちていくことになっていきますね。

結果的に需要と供給が一致する価格帯が今のワンコイン価格だったということなのでしょう。

ゲームのジャンルも影響

ゲームのジャンルも影響しているかと思われます。

『パワポケ』は野球ゲームの側面を持っていますがサクセス内のストーリーを楽しむことが主な目的のゲームです。

こういった読み物の側面を持つゲームは1度プレイしたらすぐに中古に流れてしまうことが多く、ショップなどで在庫が溢れてしまうことが多々あります。

特にシリーズになるような人気なものは出荷本数が増えるためこういった現象がよく起きますね。

例:『逆転裁判』『ダンガンロンパ』など

パワポケシリーズも初代のGB時代から同じような現象が起こっており、現在も出荷本数が少なかった『13』『14』以外は手頃な価格で買えたりします。

そういったことで今回の『パワポケR』の低価格も特別おかしい状態ではないのかもしれません。




ゲームがつまらないという理由もある?

またネットではゲーム自体が「つまらない」ということで安くなっているという意見もあるようです。

「つまらない」理由としては「イベントやフラグが当時のままに再現されているから」ということのようです。

個人的にも今プレイしたら彼女関連のイベントは割とあっさりしてるなという印象は受けたためこのような意見もわかる気はします。

1の智美、2の愛など一部複雑な過程を踏むルートもありますが、基本的には好感度を上げていくだけの作業に近い彼女候補が多かったかと。

Amazonのレビューにも似たような意見が出ており、「1・2」のリメイクだけではきついという意見があります。

 

パワポケシリーズは『3』あたりから複雑な過程を踏むキャラが増えてきます。

ゆえにこの『1・2』の段階では“らしさ”が出ていなく、こういった理由から「つまらない」という意見が出るのも正しいかと思います。

特にGBAやDSのナンバリングから入った『1・2』を未プレイの方や、今回が完全初見の方からするとよりそのように感じた可能性は高いかもしれません。

 

『ドラクエ3』のリメイクですら初見プレイの方で「ストーリーがつまらない」という意見も見ましたのでこういったリメイク作品ではしょうがないことなのかもしれませんけどね。




『3』のリメイクはあるのか

シリーズをプレイした方ならご存じかと思いますが、『3』は『1・2』と関連性の高い作品となっています。

『3』はプロペラ団がストーリーに大きく関わっており、『1~3』を含めてプロペラ団3部作と呼ばれています。

そういったことから『3』のリメイクも出してほしいという声もありますが、果たして開発されることはあるのか?

可能性を考えてみたいと思います。

反響次第ではあった

開発者のインタビュー記事を見ると「出す可能性はあった」ということはわかっています。

『パワポケR』発売当時のファミ通の開発者インタビューに書かれていますが、「『3』は反響次第ではある」と答えています。

すでに3年以上経っているので続編は難しいと判断されている可能性はありますが、これからもメーカー側に『3』のリメイクを作ってほしいと声を届けて行けば出る可能性はあるかもしれません。

原作の詰め合わせはどうか?

原作そのままにシリーズの詰め合わせという可能性はどうなのか?

ここ数年は人気シリーズのそういったソフトが増えているのでパワポケもできそうな気はします。

 

しかし、パワポケは少し特殊な事情で作れない可能性があるかもしれません。

特にこの以下の2つは問題がありそうに思います。

・当時の現役選手をそのまま収録できない

・テキストや表現が時代的にアウトのものがある

当時の現役選手をそのまま収録できない

本家パワプロも権利問題などで、一部のOB選手が収録できないみたいなこともありました。

パワポケシリーズは『2』以降はその当時のプロ野球選手が実名で収録されています。

NPBとの詳しい契約内容はわかりませんが、選手によっては当時と立場が変わっており、個人で事務所なんかと契約している方もいます。

 

選手以外にも『ダイエーホークス』や『近鉄バファローズ』がある時代ですのでその辺もなんか難しそうな感じがありますね。

テキストや表現が時代的にアウトのものもある

またパワポケシリーズのおもしろい部分でもありましたが、テキストに過激なものもあり、時代的にそのまま使えないものもあったりします。

 

『パワポケR』でも細かいテキストが差し替えられており、この辺は見直しがどうしても必要になってしまうので難しそうですよね。

そういった理由からシリーズの詰め合わせも難しいかもしれません。

出すならリメイクしかない

以上の理由から可能性は低そうですが、出すならリメイクで出すしかないと思われます。

個人的にもぜひ出してほしいので待ち続けたいと思います。

可能性を上げるためにはパワポケコラボなどへの課金やSNSに根強くコメントすることもできたらいいのかもしれませんね。

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