2002年にPS2にて発売された「鬼武者2」

主人公のモデルに松田優作氏を起用したことでも話題になり210万本を売り上げた本作。
今回はそんな作品のリマスター版をプレイしましたので感想を交えながらオリジナル版との違いも書いていこうかと思います。
ストーリー
本作は「鬼武者1」から13年後が舞台となっています。
織田信長が幻魔の王になり、人間と幻魔を支配しているという世界。

そんな織田信長が本作の主人公である柳生十兵衛の故郷を滅ぼしたことから復讐のために戦うというもの。

「鬼武者1」からの続きとなっていますが、ゲーム前にも1の大筋のストーリーの説明があり、ゲーム中に拾える書物などでも理解はできると思うので未プレイの方もゲーム自体は楽しめるかと思います。
オリジナル版との違い
任意で鬼武者になれる

前作ではエンディングのムービーのみでしか見れなかった鬼武者の状態。
そんな鬼武者状態に本作のオリジナル版から紫魂を5個集めると変身できるという要素がありました。
変身中は、
- 攻撃力上昇
- 無敵・スーパーアーマー
- 鬼神弾という飛び道具も使える
こういった要素が使えることからとても強力な機能となっていました。
しかしオリジナル版では紫魂を5個集めた時点で勝手に鬼武者に変身してしまうことから好きなタイミングで使うことができないというものでもありました。
そこに手を加え、リマスター版では5個紫魂を集めても勝手に消費されず、ボタンを押すことで変身という仕様に。

これによりボスまで使用を温存するといった使い方ができるようになり、攻略がしやすくなりましたね。
「RUSSIAN ROULETTE」削除

オリジナル版の初回限定版で収録されていた布袋寅泰氏の歌う『RUSSIAN ROULETTE』のミュージッククリップ。
「ロシアン!(デンデン)ルーレッ!」の歌い始まりで有名な曲ですね。
松田優作氏の息子である松田龍平氏を起用したことでCMも話題になり、そこで流れていたことから印象に残っている人も多いかと思います。
そんな本曲ですが、権利の都合上か、リマスター版では収録されておらず聴ける機会もないものとなっています。
まあオリジナル版でも初回限定盤のみの特典となっていましたのでリマスター版は通常盤として収録されているといったことですかね。
特典が最初から解放されている

オリジナル版ではクリア特典だった要素がリマスター版では最初から解放されています。
「美人画を全て集めてクリア」が条件の「パズル幻夢空間」や「鬼組をクリア」が条件の「一閃モード」など少々めんどくさかった解放条件のものも最初から解放されているのはいいことですね。
個人的に「パズル幻夢空間」は好きな特典だったので最初からプレイできたことは特によかったかと。

本編プレイ前に2時間くらい遊んでみましたが終盤のパズルはガチで難しいもばかりなのでやりがいがあるのもいいですね。

そしてオリジナル版をプレイした人には印象に残っている人も多いと思う「黒いスーツの男」も最初からプレイ可能。

「探偵物語」の松田優作氏をモチーフにした衣装と武器がスポンジ棒のみで敵を倒すことができない状態でクリアを目指すこの特典。
難易度も高くシリーズファンから好評でした。
「あいたたたた」のこのモード専用セリフもコミカルでよかったですよね。
僕も当時は難しくてなかなかクリアできなかったのですが画面が綺麗になって見やすくなった影響か2度目の挑戦で「天晴」できました。

フィルム2つ取り忘れてるけど(笑)
フィルムコンプの動画はYouTubeにありましたので参考までに貼っときます。
オートセーブ化

画面の読み込みや切り替わりがあるところでオートセーブしてくれるようになりました。
これによりダンジョンなどでゲームオーバーになっても戻し作業がなくなりサクサク進めるようになりましたね。
ボス前にはほぼセーブ地点があるためそういったところはセーブから始めたほうが早いですがこれはありがたい機能かと思います。
ムービーカット
1のリマスター版ではなかった機能としてムービーがカットできるようになりました。

Switch版なら「+ボタン」を長押しでカットが可能となっています。
今作は基本的にボス戦前はムービーが入ることからこの機能がついたことによりゲームオーバーになっても再戦までのストレスはなくなりましたね。

僕は「鬼武者1」では水攻めのパズルが苦手で夢丸の素性を4回も聞くことになったのでできれば「1」から実装しておいてほしかったとは思いますが。
1のリマスター版と共通変化
その他、1のリマスター版の改善と同じ要素も継続。
- アナログスティック対応
- 難易度「修羅」の追加
- HD化と16:9
1のリマスター版と同じくアナログスティックに対応しています。
今プレイすると不自然に感じてしまうラジコン操作から感覚に近い操作ができることによりストレスも軽減されているのはいいことですね。

その他として1のセーブデータがあると左馬之助コスチュームを着ることができます。
プレイ感想と攻略知識
プレイ時間は初見で10~13時間くらい
プレイ時間は初見で10~13時間くらいかと思われます。
僕はオリジナル版は1周しかクリアしたことなかったので今回のリマスター版はほぼ初見のような感覚でのプレイになりましたが約10時間でのクリアになりました。

ただ今作は随所で仲間の評価によって分岐が発生し、通ってきたルートによってもプレイ時間は多少変わるかと思います。

「愛と哀しみのバッサリ感」というキャッチコピーからおそらくオユウルートが正史ルートになるんで僕はオユウルートでやってみましたが、他のルートで進めばもっと早くクリアすることも可能かもしれません。
TASだと1時間半くらいで終わり、ゲーム内のスピードクリアの称号だと5時間が条件なので慣れれば3時間くらいでもいけるのかもしれませんね。

まあ男ならオユウルート行くでしょう、衣装もアレですし。

顔が角度によってはたまに畑山隆則に見えますが。
ラスボスはやっぱりしょっぱい出来
オリジナル版をプレイしたときも思いましたがやはりラスボスはなんかがっかりの出来ですよね。
特に第二形態の謎シューティングはなんとかならんかったのかな。

攻撃よけて適当に弾をぺちぺち撃つだけと。
ここまでゲージ貯めて鍛えた武器が最後は何の意味もないのは味気ないですよね。

「烈火剣」もまあまあ面倒な過程で手に入れるものだからラスボスでブンブンしたかったなあ。

またデザインもなんかゲームの雰囲気をぶち壊してるというか……
わしは和風の戦国アクションをやっとったはずなんだよな。
走り斬りが基本強い
このゲームの基本動作と言っていいくらい「走り斬り」が強い。
前ボタン押しながら攻撃ボタンを押すと出ますがこれがかなり強いんですよね。

当てるとザコならほとんどが吹っ飛んで倒れるためそのまま上から刺すいう流れがしやすい。
また連発可能なので基本「どりゃどりゃ」言ってるだけで他の斬り方が空気になってしまっているかも。
黒の首飾があると楽

今作は防具の1つとして首飾りが装備できますが、その中の1つである「黒の首飾」がかなり強いんですよね。
剣を振るごとに体力ゲージが減っていきますが、どんなタイミングでも必ず一閃になるというもの。
体力ゲージは減りますが、一閃を決めると必ず体力が回復する黄色の魂も出ますのでデメリットがないに等しいということでかなり強い。
一部たくさん敵が出てくるところで魂を回収してる余裕がない場面ではゲージと相談しながら使うことにもなりますが、それ以外は基本付けたままでもいいですね。
入手方法がちょっと特殊で、序盤に仲間に「品物」渡してお礼に「化石骨」をもらい、終盤のとある場所に意味深にある扉で使うと手に入る形になっています。


方法を知っていないと入手は不可能かと思われますので公式が用意したちょっとしたチートアイテム的な扱いなのでしょうね。
防具の意味がよくわからない


今作は剣以外にも防具を強化できますが、各防具を上げるとどんな効果があるか説明がないためよくわからないんですよね。
各効果は、
- 陣羽織:被ダメ減少
- 手甲:溜め時間減少
- 足甲:蹴り威力上昇
といったもののようです。
基本的に剣を優先していいかと思いますが、メインで使わない武器以外は手甲を優先して上げてもいいかもしれませんね。

今作は溜め時間によって戦術殻のレベルが決まるためボス戦で速めに溜めが溜まるのはいいかと思います。
また溜めでの通常攻撃にて一発目に一閃を決めると自動的に連鎖一閃になるためこちらにも効果があるのはいいかと思います。
以上になります。
2026年には「鬼武者」の新作が予定されています。
プレイしたら感想記事書こうと思いますのでまた覗いていただけたらなと。
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